皆さんはクレジットカードを持っていますか?
持っているならどのような基準で選んでいますか?
クレジットカード決済には、カードの種類によって色々なお得ながついてくるので、どのカードを選ぶかが大事になってきます。
でも、世の中には、

何でも変わらないだろうし適当に決めちゃえ!
という人も少なくないかと思います。
でもこれ、めちゃくちゃもったいないです!!
ですので今回の記事では、経済的にお得になるクレジットカードの選びの考え方をご紹介していきます。
関連記事としておすすめクレジットカードを紹介した記事もございます。
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もくじ
クレジットカード選びの前に
まず初めに知っておいていただきたいのが、「誰にとっても最適なカード」というものは存在しません。
なぜなら、クレジットカードは使う人のライフスタイルやその時々の状況によって最適解が変わってくるからです。
以上を前提として覚えておいて下さい。
今回の記事はそれを踏まえて「クレジットカードの選び方」をご紹介します。
クレジットカードの種類
クレジットカードを選ぶにはまずどのような種類があるのかを知っておかなければなりません。
クレジットカードを選ぶときには①発行会社、②クレジットカードブランドの2つをそれぞれ選ぶことが出来ます。
それぞれ説明していきます。
発行会社
発行会社とは、その名の通りクレジットカードを実際に発行している会社の事です。
日本で有名ところだと、下記のような会社があります。
・楽天 ・Amazon ・三菱UFJニコス ・イオン ・三井住友 等
クレジットカードブランド
カードブランド会社とは、カードを使用した際の実際の決済をする会社の事です。
有名ところだと下記等があります。
・VISA ・MASTER Card ・JCB ・American Express ・Diners 等
クレジットカード選びの基準は?
自分の生活スタイルとのマッチング
まず初めに、クレジットカード選びの基準として、「自分の生活スタイルにカード特典がマッチしているかどうか」が大切です。
なぜなら、いくら後述のポイント還元率が高くても、そのポイントを使えなければ意味がないからです。
例として「ANAソラチカカード」というカードについて考えてみます。
まずソラチカカードで貯める事のできるポイントはANAマイルやパスモ(首都圏のICカード)へ交換できるポイントです。
首都圏でソラチカカードを活用していれば、パスモのポイントがたまりやすい等様々な恩恵を受ける事が出来ます。
しかし一方で、私の地元等の電車もないような田舎では、ネットショッピングをのぞけば100%の確率でパスモが使える店はありませんし、ANAマイルを使うタイミングもないでしょう。
このように、生活にマッチしているかどうかで、同じカードでもお得度がまったく変わってきます。
だからこそ、皆さんにはこれから使おうとしているカード、または今使っているカードが自分の生活に本当に合っているのか考えてみて欲しいです。
ポイント還元率
二つ目に大切なのはポイント還元率です。
これは特に説明も不要かと思いますが、高ければ高い方が良いです。
ただし、年会費がかかる場合は損益分岐点を考えてから契約しましょう。
年会費
もう一つ重要なのが、年会費です。
クレジットカードは無料のものと、有料のものがありますが、有料なカードは支払う年会費がリターンに見合っているか考えてから契約しましょう。
その他付加価値
クレジットカードには、ポイントがもらえるだけでなく、その他にも付加価値が付いているものが多いです。
例えば、一部のゴールドクレジットカードは空港ラウンジが使えるようになる、等です。
おまけ程度のメリットの場合もありますが、その他付加価値についても契約前にしっかりチェックしておきましょう。
実際にクレジットカードを選ぶときの手順
ここまでで、①生活スタイルとのマッチング、②ポイント還元率、③年会費、④その他付加価値について、説明しました。ここからは実際にどのようにカードを決めるかについて、私のカード選びを例に紹介いたします。
案出し
まずざっくり下記のようなにいくつか候補を出します。
もぐら(本記事の著者)の生活を加味したクレカ候補 A.航空系 ・地元から遠く離れた場所で生活 →帰省時には飛行機を利用する ・帰省は基本的にハイシーズンしかしない ・ハイシーズン往復航空券代は7~8万円/人 →航空系のクレジットカードを検討 B.Amazon ・Amazonプライムの会員である ・Amazonカードはプライムの年会費無料 →Amazonカードを検討 C.楽天カード ・汎用性高くて便利 ・年会費0から契約可能 →楽天カードを検討 D. ・・・ E. ・・・
ポイント還元率と使用額でグラフを作成
上記で案出ししたカードについて、横軸に1年間あたりのカード使用予定金額、縦軸に還元金額をとってグラフ化します。
グラフ化の式は下記のような一次関数ですね。
(ポイント還元金額)=(ポイント還元率)×(1年間のカード使用額)ー(年会費)+(その他メリット)
ちょっと難しいですね(笑)
もぐらがクレジットカードを選ぶとした時を例に、表にすると下記のイメージです。
※注意点ですが、下記表のその他リターンは「もぐらにとってのリターン」であって、必ずしも全員に同等のリターンがあるわけではありません。
また、ANAの還元率も同じです。還元率は私達が使う予定の航空券の代金と航空券交換に必要なマイル数から算出しています。
※ここでの初期費用は年会費等のことを指しています。
上表の作り方は、以下の通りです。
クレカ検討表の作り方
①横軸(青)には1年間で自分がカード決済する金額以上の数字を適当に打ち込む。
②切片(橙)には自分が検討しているカードの初期費用、その他リターンを打ち込む。
③傾き(緑)にはカードの還元率を打ち込む。
④縦軸(赤)には①~③のセルを使って、(ポイント還元率)×(1年間のカード使用額)ー(年会費)+(その他メリット)の計算式を打ち込む
これをグラフに起こすと下記になります。
表とグラフから分かる通り、クレカの使用金額が0円(右グラフ①)でも楽天、Amazonは収支がプラスです。
一方でANAカードは~10万円だと、損失が出てしまいますが、使用金額が15万円を超えたあたり(右グラフ②)から他2つのカードよりも還元量が大きくなっています。
自分のクレジットカード推定使用量の確認
ここまでできたら後は簡単です。
自分のクレジットカードの推定使用量を上グラフに当てはめて、最もお得なカードが何かを考えるだけです。
もぐらの場合、生活費は可能な限り全てクレジットカードで支払っているので、1年間でのクレジットカード使用量は15万円(上グラフの②)を余裕で超えます。
よって、案出しで出てきたカードの中では、もぐらにとって最も良いカードが「ANAカード」という事になりました。
注意点は例示した通り、年会費がかかっても収支がプラスになる場合があるということです。
まとめ
今回はクレジットカード選びの考え方についてご紹介しました。
ざっくりしたポイントは①自分の生活スタイルに合っているか?②カード決済額とリターンの大きさを比較する、の2点です。
皆さんのより良い生活のために、本記事がご参考になれば幸いです。