保険に関してこんな悩みを抱えた事はありませんか?
・保険に入りたいけど月々の負担が大きくて、決めかねてる
・どの保険に入ればいいか分からない
・今の保険でいいんだろうか?
入っておかなければ不安だけども、支払いは毎月で負担が大きいのが保険です。
今回は上記のような悩みを抱える人向けに、保険選びの考え方をご紹介します。
もくじ
保険選びのステップ
結論として保険選びは主に下記5ステップで行いましょう。
保険選びのステップ
- どのような状況になる事を想定した保険か考える
- 1で必要なおよその金額を調べる
- 公的なサポートがあるか調べる
- 貯蓄で補填するのとどっちがお得か考える
- 保険を決める
解説していきます。
Step1.保険加入は何のため?
そもそも皆さんは何のために、言い換えれば何を想定して、どのような目的で保険の加入を検討していますか?

とりあえず入っとこうかな

こう思った人はもう一度、保険加入の目的をしっかり考える必要があります。
このまま保険に加入してしまうと、必要以上に保険にお金を費やしてしまう事になりかねません。
基本的に保険とは、種類によらず「万が一のため」に入るのです。
「万が一」とは文字通り、万分の一くらいめったに起こらない事です。
もちろん、保険の種類によって想定される「万が一」は異なります。
まずは皆さんも「どのような万が一」に備えたくて保険に入るのか考えて下さい。
例えば下記のような事が例として考えられますね。
万が一の例
生命保険:万が一重病にかかって高額な治療費が必要になったら
火災保険:万が一家事になってしまったら
自動車保険:万が一事故で人を傷つけてしまったら
旅行保険:万が一旅先で自己に巻き込まれたら
Step2.万が一にはいくら必要?
「万が一」を具体的にすることができたら、次はいったいいくらお金が必要か、下記のように具体的金額まで考えましょう。
万が一に必要なお金例
重病A :平均治療費は100万円。稀に300万円の高額医療費が必要。
死亡時:葬儀代金200万円、残された家族の生活費10年分5000万円。
自動車事故:事故で相手に怪我を負わせて治療費100万円が必要。
Step3.公的な補償は?
日本は公的な補償が充実した国です。
例えば、高額医療費制度や失業保険制度などがあります。
自分が想定している「万が一」に公的な補償はないのか調べてみましょう。
公的保証がある場合、皆さんが自己負担しなくてはならない金額は下記式で計算できます。
【自己負担金額】=【Step2の費用】ー【Step3の公的保証費】
これが保険で補う必要がある実際の金額です。
Step4.貯蓄で補填と保険はどっちがお得?
実際に保険で補う必要のある金額が算出できたら、次は貯蓄で補填するのとどっちがお得か考えましょう。
例えば、下記ケースではどちらがお得でしょうか?
貯蓄で補うのと保険どっちがお得?
想定万が一:重病B
発症率:1%
平均治療費:200万円
公的保証:150万円
平均再発率:0.001%
保険料支払い:月々1万円
保険料月々1万円を貯蓄にまわした場合、平均治療費200万円に到達するのは約17年後です。
考え方は人それぞれですが、

こう考える人は貯蓄するよりも、保険に入るべきだたと考えられます。
一方で、

こんな人は保険よりも貯蓄をする方が良いでしょう。
Step5.保険を決める
ここまできたら、後は保険を決めるだけです。
注意点はStep4までで考えてきた事を考慮し、必要金額に応じて適した保険を選ぶ、という事です。
保険料が安いかわりに、万が一では100万円の保険が必要なのに、70万円しか出ないとか、
100万円必要なところが、200万円出してもらえるかわりに、保険料が高い、等の保険を選ぶのはやめましょう。
また、掛け捨てと貯蓄型はどちらが良いか?については、掛け捨ての方が良いと考えられます。
なぜなら、保険で貯蓄するよりも株式等で運用した方が利回りがずっと良いからです。
ちなみにもぐら夫は上記のように色々考えた結果、月々数百円の死亡保険と2000円くらいの生命保険に掛け捨てで入っています。
1年間の保険料は1万円ちょっとくらいです。
まとめ
今回は保険選びの考え方についてご紹介しました。
保険は下記5ステップで選びましょう。
- どのような状況になる事を想定した保険か考える
- 1で必要なおよその金額を調べる
- 公的なサポートがあるか調べる
- 貯蓄で補填するのとどっちがお得か考える
- 保険を決める
皆さんの保険選びの参考になれば幸いです。