
妊娠中にフルタイムで働くのって、本当に大変ですよね。
つわりや眠気、動悸、体の重さなど…
「仕事を続けて大丈夫かな?」と不安に思う方も多いと思います。
私も妊娠中はずっとフルタイム勤務を続けていました。
もちろん体調が辛い日もありましたが、幸いにも職場の理解がとてもあったので、思っていたよりも無理なく過ごすことができました。
この記事では、そんな私が妊娠中にフルタイム勤務をしていた時の体験談や、実践した工夫などをまとめていきます。
「働きながら妊娠生活をどう乗り切ればいいの?」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
妊活~出産までの体験談をまとめています↓↓
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不妊治療編 妊娠編 出産編
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妊娠中のフルタイム勤務|私の働き方のリアル
私の情報
- 職種:医療事務
- 仕事内容:デスクワークメイン、立ったり座ったりはよくある
- 通勤:徒歩&電車(時間は片道40分~50分)
妊娠初期|つわりとの戦い
私の場合、つわりが始まったのが妊娠7週目頃。
軽い車酔いのような気持ち悪さから始まり、ピーク時(9週目頃)には少し動いただけでも吐き気がしました。
職場(病院)の院長先生には妊娠が分かってすぐに伝え、9週目頃には職場の全員に報告しました。

職場の方たちは私が不妊治療をしていたのを知っていたので、早く報告をしたかったんです。
吐き気が強くて全く眠れなかった日や、朝から動けない日は仕事を休みました。
しかし2ヶ月間のつわり時期の中で休んだのは合計で3~4日ほど。

妊娠中期|つわりの後に待っていたのは・・・
つわりが終わってからは、しっかりご飯が食べれるようになって元気に働いていました。
しかしその状態は1ヶ月も持たず…。
次に私を待ち構えていたのは「貧血」でした。
最初は急に立つとふらつくくらいで、そんなに気にしていなかったのですが…
妊娠5ヶ月頃のある日、仕事を終えて歩いて帰宅していると、急な腹痛が私を襲いました。
きゅーっと締め付けられるような強い痛み。
その日以降、仕事からの帰宅時に同じような腹痛が繰り返し起こりました。
とにかく赤ちゃんが心配だった私は、産科に相談。
診断は「貧血」。お腹の痛みもその影響だということでした。
貧血の治療を受けると仕事後の腹痛はなくなり、仕事を続けることができました。

軽い貧血でも油断なりません。
気になることがあればすぐに産科へ相談を!
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妊娠後期|大きくなったお腹
妊娠後期に入りお腹も大きくなってきて、特に大変だったのが「通勤」です。
ちょっと歩くだけで動悸がするので、駅まで歩くのも一苦労。
さらに満員電車で座れなかった時がかなり辛いです。

仕事はデスクワークで、座ったままだから大丈夫!と思うかもしれませんが、座りっぱなしも辛い…!!
お腹も苦しいのですが、とにかく腰が痛い…!

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職場で工夫したこと
ここからは私が妊娠中に「仕事や通勤を乗り越えるために工夫したこと」を紹介していきます。
特に仕事がデスクワークの方、通勤が徒歩や電車の方は参考になれば嬉しいです。
デスクワークでの体調管理方法
- 定期的にストレッチをする
- 長時間同じ姿勢にならないようにする
- 立ったり座ったりの動作はゆっくり
- 猫背にならないように深く座る
- お腹が張ったら無理せず横になる
座ったままの姿勢は腰痛や血流が悪くなってお腹が張る原因になるので、こまめにストレッチ休憩はさむようにしていました。

私は立ち上がって体を伸ばしたり軽く歩いたりしていました!
猫背も腰痛の原因になるとのことだったので、椅子に深く腰掛けて姿勢を正すように心がけました。
背中や腰に薄いクッションを入れると楽です。
お腹が張ってるなと思ったら、無理せずに一休み。
私は落ち着くまで数分~数十分、休憩室で横にならせてもらっていました。
妊婦の通勤を楽にする工夫
- 時間に余裕を持ってゆっくり歩く
- 暑さ対策、寒さ対策を万全に
- なるべく満員電車を避ける
- 駅のエスカレーターやエレベーターがある場所を把握しておく
- 飲み物は必ず持ち歩く
普段は徒歩12〜13分で駅に着きますが、妊娠中は30分前に家を出て、ゆっくり歩くようにしていました。

歩くときは、季節に合わせた体調管理も大切です。
夏は帽子・サングラス・クールネックリング・ハンディファン・日傘のフルセットで。
冬は産休に入っていましたが、お腹を冷やさないように腹帯や腹巻を欠かさず着けていました。
飲み物(水や麦茶)も必ず持ち歩くようにしていました。
熱中症予防としても大切ですが、気分の悪さや動悸などを落ち着かせるために飲むこともありました。
駅に着いてからは電車移動です。
私の場合は乗り継ぎもあったので、事前に「最短ルート」や「少しでも楽に移動できる道」を調べておきました。

小さな工夫ですが、通勤の疲れが違いました!
そして一番大変だったのは、やはり「満員電車」です。
朝は職場と相談して混雑時間をずらして出勤できましたが、帰宅時間はどうしてもラッシュと重なります。
数回挑戦しましたが「これは危ない」と感じ、電車を1〜2本遅らせて混雑を避けるようにしました。
帰宅時間は少し遅くなりますが、体とお腹の安全を優先しました。

満員電車では妊婦だと気づいてもらえないことが多いので、自分で工夫して身を守るしかないんですよね。
職場の理解に救われた体験談
私は妊娠9週目頃に職場の全員に報告しました。
女性だけの職場で、主婦の方も多かったことから、とても伝えやすい雰囲気だったと思います。
勤め先の病院が開業してから、スタッフとして私が初めての妊婦となりました。
「初孫だね!」と皆が喜んでくれたのが、本当に嬉しかったです。
私は基本的にはデスクワークですが、立ったり座ったりの動作も多い仕事です。
そんな中で、同僚が業務を代わってくれたり、なるべく負担がかからないようにサポートしてくれました。
つわりの時期には「においがこもらないように」と常に換気をしてくれたり、重たいものを持たなくていいよう気遣ってくれたり…。
産休前の引き継ぎもとてもスムーズで、周囲のサポートにどれほど助けられたかわかりません。
体の辛さはあったものの、職場の理解が手厚かったおかげで、ストレスは最小限で過ごせたと思います。

とても恵まれた環境だったと思いますが、それでも妊娠中にフルタイム勤務を続けるのは本当に大変でした。
無理をして働き続ける必要はありません。
もし今、妊娠中にお仕事をされている方がいたら、一人で抱え込まずに周囲へサポートをお願いしてみてくださいね。
まとめ|妊娠中の仕事は「頑張りすぎない」が大切
ポイントまとめ
- 妊娠初期はつわりとの戦い。無理せず休む工夫が必要
- 妊娠中期は体調が安定する一方で、貧血など新たな不調も出てくる
- 妊娠後期はお腹が大きくなり、通勤や座り仕事がより大変に
- デスクワークでは姿勢を工夫し、こまめに休憩をとることが大切
- 通勤は時間に余裕を持ち、満員電車や人混みをなるべく避ける
- 職場の理解やサポートが心身の支えになる
妊娠中にフルタイムで働くのは本当に大変なことですが、工夫次第で負担を減らすことができます。
そして何より大切なのは「赤ちゃんと自分を守ること」。
頑張りすぎず、周囲に頼りながら、自分のペースで過ごしてくださいね。
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