はじめに

この記事では、30代夫婦である私たちが実際に経験した「妊活・不妊治療・妊娠・出産」の記録を、リアルな体験談として綴っていきます。
たくさん悩み、迷いながらも前に進んできた私たちの歩みが、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
妊娠10ヶ月(36週)に突入し、アクティブに過ごしていた夫婦。
出産前最後の焼肉を食べた後に破水する夢を見て…??
第10話 出産編①スタートです。
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妊娠32〜36週の過ごし方。産休に入り迎えた新しい日々(第9話)
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30代夫婦の妊活スタート。私たちの最初の一歩(第1話)
妊活を始めたきっかけ 20代半ばで結婚した私達。 もともと「すぐに子どもが欲しい!」という気持ちが強かったわけではなく、しばらくはふたりの生活を楽しんでいました。 &nbs ...
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突然の破水
1月初旬、もう少しで正期産(37週)というタイミングでした。
それは早朝5時半、突然起こりました。
そうです、破水です。
寝ていた私の身体に違和感があり、起き上がった瞬間、下半身から何かがドバドバと溢れてきたのがわかりました。
経験がなくても直感的に「これは破水だ」と思えるほどの量でした。


普段なかなか起きない夫も、このときばかりは飛び起きました。
慌てて近くにあったバスタオルを下に敷き、スマホを手に取りました。


実はまだ未完成だった陣痛バッグ。あるもので何とか乗り切るしかありませんでした。
スマホを持つ手は激しくブルブル震えていました。
産院に電話






座ったままだったので立ち上がって確認すると、明らかに大量に出ている感覚。




急なことで気が動転していたので、きちんと受け答えができたかは分かりません。
お腹の中の子は大丈夫なのか、とにかく心配で手の震えが止まりませんでした。
陣痛タクシーで病院へ
すぐに事前に登録していた陣痛タクシーを呼びました。
住所や産院情報を改めて伝える必要もなく、スムーズに手配できたのが本当にありがたかったです。
未完成の陣痛バッグと入院バッグを夫に持ってもらい、私は破水用ナプキンをあてて、下半身はバスタオルでグルグル巻きにしたまま、パジャマ姿でタクシーへ。
時刻は午前6時。
幸いなことに通勤ラッシュ時間よりも早かったので、混むことなく順調に産院に向かっていました。
車内から母へLINEを送ると、すぐに返信があり、落ち着きを取り戻せました。
タクシーの運転手さんは段差のたびに「段差あります」と優しく声をかけ、スピードを落としてくれていました。
私は運転手さんの気遣いを気にする余裕もなく、窓の外を眺めながら「早く着かないかな」とだけ思っていました。

病院に到着・各種検査
病院に到着するとすぐに診察室に案内されました。
まずはまさかの「コロナ検査」。鼻に綿棒を突っ込まれ、これがとにかく痛かった……!
その後、破水とエコーの検査。
検査の結果、破水で間違いないと。
赤ちゃんは無事で体重も目安の2500g以上はありそうとのこと。
ただし子宮口はまだ5㎜しか開いておらず、陣痛がこない場合は明日促進剤を使用すると説明がありました。(いわゆる子宮口全開=10㎝)

夫にも同様に先生が説明をしてくれ、私は入院、夫は帰宅となりました。
この産院は感染症対策を厳しくされている病院だったので、夫の付き添いは基本不可。
私達は立ち合い出産を希望しましたが、夫が見れるのは赤ちゃんが生まれる直前からと。
それまでは1人で耐えなければなりません。

初めての入院
人生初の入院、そして初めての車椅子移動。
病室に着くと、すぐに浣腸処置があり、便秘気味だった私は思わぬスッキリ感を味わいました。
予定日より3週間早かったため、陣痛バッグに飲み物を入れておらず焦ったのですが、病院でペットボトルの水を2本用意してくださっていて本当に助かりました。
(ちなみに私は財布も忘れていて、本気で焦りました……!)
時刻は朝8時。
お腹が張っている感じはありましたが、陣痛はまだ来ず。
「出産までは軽食になっちゃうけど…」と言われ出された朝食は、ホットサンドでボリュームがあってとても美味しかったです。

11時半に昼食。
おにぎりと煮物とスープが出てペロリと食べました。
このあたりから生理痛のような痛みが25-30分間隔くらいで始まりました。
全然耐えれる痛みなので、テレビを見たりスマホを触ったり。
陣痛が来た時のために呼吸法について調べまくりました。
陣痛バッグに入れておいたモバイルバッテリーが役に立ちました。
前駆陣痛開始?
16時半。痛みがやや強まり、生理痛が重くなったような感覚に。
間隔は不規則で5-10分くらいでした。
助産師さんには「本陣痛はまだだね」と言われました。子宮口もまだ狭いと。

このときすでに「けっこう痛い」と感じていた私ですが、これはまだまだ序章にすぎませんでした……。
ーー続くーー
次回、爆誕!
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和痛分娩で迎えた出産の瞬間。本陣痛からわが子に出会うまで(第11話)
第10話はコチラから↓ 第1話はコチラから↓ 本陣痛、ついにスタート 朝5時半に破水して、約12時間が経過。 不規則にやってくる痛みに、ひたすら呼吸法で耐えていました。 夕食を軽く食べた ...
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