研究室に配属されて、時間的・体力的に生活がキツイと感じている人も多いはずです。
そして社会人になっても同じくらいキツイの??
と不安になっている人も多いことでしょう。
そこで今回は大学の研究生活と社会人研究員の生活を項目毎に比較して紹介したいと思います。
この記事はこんな人におすすめ
- 大学の研究室生活と企業の研究生活に違いが気になる人
- 研究室生活がキツイと感じている人
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・国立大院化学系卒
・研究室歴3年
・現役で化学メーカー勤務
・研究開発職
・2017年から勤務
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就職や転職を考える時期になっているはぜひ参考にしてみて下さい。
時間
始業
大学の研究室の場合、寝坊しても許されることが多いかと思います。
一方で企業の場合は寝坊が許されない部署が多いです。
まあ当たり前ですね(笑)
その中でも工場等の製造関連の部署や、客先とのやり取りがメインの部署等は特に時間に厳しいです。
工場が時間に厳しい理由は色々ありますが、分かりやすいものだと下記があります。
工場が時間に厳しい理由
時間守れない
⇓
計画通り製品作れない
⇓
客先に損害≒収益減に直結
一方で研究所は工場等と比べれば時間に緩いです。
著者も研究所で働いていますが、フレックス勤務を使っている人が多いです。
フレックス勤務
決められた時間働けば、始業時間と就業時間は調整できる勤務法
拘束時間・終業
企業で働く場合は労働基準法に守られており、残業は年間360時間を超えてはなりません(36協定)。
法律を守っている会社であれば、終業が日付をまたぐようなことはそうそうありません。
一方で大学生は労働者ではなく、学生なので研究しても「仕事」とはみなされません。
あくまで「修学」です。
そのため法律に縛られることなく、何時間でも研究し放題です。。。
その結果、大学生研究員は拘束時間が長くなってしまいます。
ただしこれは企業研究員が楽と言っているわけではありません。
拘束時間こそ短くなりますが、大学と比べて業務の密度が上がり、責任も重くなりますのでご承知おき下さい。
休日
大学の研究室によっては土日祝日も出なければならない場合があります。
一方で厚生労働省の調査によれば労働者一人の平均年間休日は116日です。
これらに加えて有給休暇ももらえるため、企業研究員には平均すれば大学と同等以上の休日があります。
時間に関するまとめ
時間に関するまとめは以下です
時間に関するまとめ
・時間への厳しさ
企業>大学
・拘束時間
企業<大学
・業務の密度
企業>大学
総合すると企業研究員の方が業務外の時間に余裕があります。
お金
大学の研究室
大学は「修学」と先述しましたが、それはあくまで書面上の話です。
実態は研究室に所属する大学生も働いているようなものです。
しかし一方で学生とは学ばせてもらっている立場なので、授業料を支払う必要があります*。
そのため著者の大学時代の友人は「お金を払って働かせて戴いております」とか言ってました(笑)
ちなみに授業料免除については下記記事で紹介していますので、ご参考までに。
大学の学費は高い!対策は授業料免除申請で!【実例+参考例文あり】
企業研究員
企業研究員は大学生と違い、自らの「労働」の対価として「賃金」を得る事ができます。
もちろん収入の大きさは所属する企業に依存しますが、大学時代よりも裕福な生活ができるのは間違いないでしょう。
ただし多くの人は収入が増えると、生活水準を上げてしまいます。
そのため意識しなければ思った程の資産は増えません。
ちなみに社会人1年目を終えた時の著者は貯蓄ほぼ0でした。
お金のまとめ
まとめると、金銭面では企業研究員の方が圧倒的に優位と言えます。
交友関係
大学の場合は交友関係が友人+サークル+バイト+研究室あたりがメインになってきます。
研究員に限りませんが、企業に入ったら上記の交友関係に加えて新たに「職場の人」が加わります。
仕事終わりに上司、同期等と飲み会があったり、休日にはゴルフをはじめとしたスポーツに誘われる等もあります。
仲の良い同期や先輩、上司と行く飲み会やイベント関連はとても楽しいです。
もはや友達と行くのと変わりません。
しかしもちろん全てが楽しいわけではありません。
顔も良く知らないお偉いさんと一緒にお酒飲むみたいなことも多々あります。
それこそ自分の人事権等生殺与奪の権全てを持っていそうで、めちゃくちゃ気を使います。
これは大学時代ではあまり感じることのないストレスです。
もちろん避けられず参加したこともあります(笑)
まとめると交友関係は、企業に入ると多少は気を使うような人間関係がでてきます。
まとめ
今回の記事では大学の研究室生活と企業研究員の生活を項目毎に比較しました。
まとめると以下です。
大学研究室生活
・拘束時間が長い
・授業料を支払う必要がある
・交友関係は友人がベース
企業研究員の生活
・拘束時間は短いが密度濃い
・給料をもらえる
・交友関係に会社関係の人が追加される
結論として自由時間が増え、自由に使えるお金も増えるということから、企業研究員生活の方がキツさは小さいと言えます。
最後に改めて就職サイトをご紹介!