理系の大学に進学すると、いずれ研究室に配属されることになります。
研究室配属されると1日の大半の時間を研究室で過ごす事になります。
さらに「研究室がどこか」ということは就職にも大きな影響を与えます。
そのため研究室選びは非常に重要です。
そこで今回は化学系院卒である著者が研究室選びのポイントについてご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 研究室選びで迷っている人
- 研究室を選ぶ上で必ず押さえておくべきポイントを知りたい人
- 研究室選びの重要性を知りたい人
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・国立大院化学系卒
・化学メーカー研究開発員
・2017年から勤務
・大学は有機材料系の研究
・仕事は高分子系の研究
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研究室選びは就職先を選ぶことにもつながります。
就職や転職を考える時期になっているはぜひ参考にしてみて下さい。
研究室選びのポイント
自分が何を大切にしているか確認
研究室選びに限った話ではありませんが、まずは自分が普段の生活や将来を見据えた上で何を大切にしているか考えてみて下さい。
その答えによって、研究室を選ぶポイントが変わってきます。
例えば大学生時の著者の場合は下記のように考えていました。
- 就活をする時に極力有利になる研究室が良い
- 拘束時間が長いのは嫌だ
- パワハラ教授の研究室は嫌だ
- 明るい雰囲気の人が多い研究室が良い
- 親しい友人がいると尚よし
- 興味がある分野の研究が良い
わがままの極みですね(笑)
しかし、これが当時の著者の本音だったのです。
そのため、極力これらを全て満たす研究室を探しました。
ただ、どうしても全てを満たす事ができなかったので、希望に優先順位をつけて、妥協できるポイントを探しながら研究室を選びました。
これから研究室を選ぶ皆さんはぜひ参考にしてみて下さい。
以下は一般的に研究室選びで大切なポイントを紹介していきます。
就職活動への影響
ドクターまで進学しても研究室生活は6年ですが、仕事は40年近く続きます。
そのため、就職活動への影響は必ずチェックするべきです。
具体的には過去の先輩の進路や教授の就活に対する考えなどです。
研究室と就活の関係についての詳細は下記の記事で紹介していますので、ぜひご参考に。
就職活動を見据えた研究室の選び方【化学系院卒が徹底解説】
理系職に就くための就職活動では多くの場合「研究室在籍中の話」について聞かれます。 そのため、就職活動において研究室選びは非常に重要になってきます。 ではどのようなポイントに注目して研究室を選べばよいの ...
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ワークライフバランス
研究室には学びに行っているので、「ワーク」と呼ぶのはおかしいかもしれませんが、その実態はほとんど仕事です。
とことん研究したいとか、しっかり知識・技能を身に着けたいとか、鍛えて欲しい等と考える人には特に深く考える必要はありません。
しかし著者のように、
趣味の時間は絶対削られたくない!
こう考える人は研究室を選ぶ時に、拘束時間がどれくらいなのか?早く家に帰る事はできるのか?等をしっかりと事前調査する必要があります。
ブラック研究室の場合、日付が変わってから家に帰るのが当たり前という場合もあります。
※研究に情熱を持って取り組んでいる方等で不快に感じたらすいません。
研究室の雰囲気
理系の場合、将来的に研究職に就きたいなら基本的に大学院まで進学する必要があります。
そうすると必然的に最低でも3年は研究室で生活をします。
20代の貴重な3年間を雰囲気の悪いところで過ごすのは嫌ではありませんか?
著者の友人では、研究室の雰囲気が悪くて、心を病んだ友人もいたほどです。
具体的には教授のパワハラが原因でした。
仲の良い友人のため、よく相談に乗っていましたが当時は明らかに様子がおかしかったのです。
その友人のケースでは最終的に研究室を変える事で元気になりましたが、中にはそのまま学校に通えなくなり、卒業できなくなってしまう人もいます。
だからこそ、研究室の雰囲気は非常に大切です!
必ず事前に調べておきましょう。
注意点は研究室の雰囲気を決めるのは何も教授だけではないという事です。
そこに在籍している先輩同士の仲の良さや雰囲気も併せて確認しておくと安心です。
仲の良い友人がいるのか?
研究室の雰囲気と類似していますが、仲の良い友人がいれば、研究室生活が楽しくなります。
ただ、研究室が違っても友人と全く遊べなくなるわけではないので「迷ったときの決め手」くらいに考えておくと良いです。
ちなみに著者の場合は仲の良い友人数人と事前に希望研究室を確認し合っていました。
その結果数人の仲の良い友人と同じ研究室となりました。
興味のある研究分野か?
研究に対して興味が持てそうな分野の研究室を選ぶのが良いです。
理由としては、研究に興味が持てる方が研究室生活をより楽しめるからです。
ただ、研究室配属前にどの研究に興味があるか?と聞かれても大半の人が分からないはずです。
そこで、もし興味のある研究分野がない人は「自分の中で成績の良かった分野」を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、成績が良いということは自分で気が付いていなくても好きな分野である可能性が高いからです。
人は誰しも好きな分野の勉強は不思議と続けられるものです。
そして成績が良いという事は、少なからずその分野の勉強をしてきた証になるからです。
まとめ
今回の記事では理系の研究室選びのポイントを解説しました。
ポイントは以下です。
研究室選びポイント
自分が大切にしている事を確認
就職活動への影響
ワークライフバランス
研究室の雰囲気
仲の良い友人はいるか?
興味ある研究分野か?
以上、研究室選びの参考にしてもらえれば幸いです。
最後に改めて就職サイトをご紹介!