
実家が遠方にある妊娠中の方、里帰り出産は考えていますか?
私たち夫婦は最終的に、「里帰り出産をしない」という選択をしました。
その決断にはいくつかの理由があり、実際にやってみて感じたメリットもあれば、大変だったこともあります。
この記事では、私が里帰りしなかった理由、産後のリアルな生活、そして振り返って思うことを正直にお伝えします。
これから出産を迎える方が、自分に合った方法を選ぶ参考になれば嬉しいです。
妊活~出産までの体験談をまとめています↓
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なぜ里帰り出産をしないことにしたのか?
妊娠をすると周囲から必ずと言っていいほど「里帰りするんでしょ?」「お母さんが手伝ってくれるんでしょ?」と。
特に実家が遠方にある妊婦さんにとっては、よくある話かもしれませんね。
どうして私が里帰り出産をしない選択をしたのか、理由は大きく3つあります。
1.田舎すぎて産院が選べない
実家との距離
私たち夫婦は関東地方に暮らしていますが、2人の実家は地方(田舎)にあります。
(実家同士は車で40分くらいの距離なので割と近めです。)
里帰りのためには飛行機が最も早い手段で、ほかの交通手段はほぼ現実的ではありません。
しかも、便数は1日1〜2便と限られているため、時間も費用もかなりかかってしまいます。
田舎すぎて・・・
分娩対応をしている病院は、地元の総合病院ただ1つ。
私がもともと希望していた「無痛分娩」や「和痛分娩」は選べませんでした。

2.夫と協力して育児がしたい
夫は「出産したら育休を半年とる!」と言ってくれていました。
初めての育児ですが、夫と2人なら大丈夫と強く思っていたので、実家のサポートを頼る気持ちはあまりありませんでした。

遠方の実家に帰ってしまうと、夫が子どもに会う機会が減ってしまうことも避けたかった理由の一つです。
3.母親の経験談
母親が私を産んだ時の話をしてくれました。
最初の1週間は助かったんだけど、度々口を出されて嫌になっちゃって…。
すぐに帰ってもらったんだよね!
だからあなたにも同じ思いしてほしくないし、夫君がいるなら大丈夫よね!

「実家に帰らなくても私たちが会いに行くから、まずは自分たちだけで頑張ってみて!」と言ってくれました。

里帰りしない出産、実際どうだった?
新生児期の1日についてはコチラの記事でまとめています↓
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出産直後の生活
我が子は予定より3週間早く生まれたため、夫の育休開始が間に合わず、生後約1ヶ月半は私と赤ちゃんの二人きりで過ごしました。
2~3時間おきの授乳&オムツ替え + 出産のダメージ + 産後で気持ちが不安定・・・
赤ちゃんはもちろん愛おしいですが、正直辛いと感じる時も多かったです。
仕事を続けながらも、夫はできる限り家事と育児に協力してくれました。
私は助産師さんへの電話相談を利用し、実家の母とも連絡を取り合いながら、新生児期をなんとか乗り切ることができました。

夫と2人で始める予定だった育児は、結局1人でのスタートになりましたが、よく寝てくれる我が子の協力もあり、どうにか乗り切ることができました。

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夫との役割分担
育休中の分担
家事の分担
- 料理:私が昼か夜にまとめて作ります。
- 洗濯:2人で干すところから畳むところまで協力。
- 掃除:分担は決めず、その時に気づいた方が行います。
- 洗い物:食洗機にセットするのは夫の担当。(嫁は綺麗に入れられません)
- 買い物:赤ちゃん連れて3人で行くか、夫が単独で行きます。
育児の分担
- ミルク:昼間は私、夜~朝は夫が担当。作るのは夫が8割くらい。
- 哺乳瓶洗い:ミルクをあげていない方が洗います。
- オムツ替え:手が空いている方が行い、ウンチの処理は2人で協力。
- 沐浴:2人で入れます。音楽をかけて楽しく入ります。(子は水かかるの嫌そう)
- 寝かしつけ:昼はどちらかが。夜は夫が主に行います。(私はその間にご飯作り)
- お散歩:3人で出かけます。
疲れて眠たい時はどちらかが赤ちゃんの見守り役に回ります。
3人で一緒にお昼寝をする日もあります。
2人での育児
夫が育休に入るまでは私が主に育児を行っていましたが、夫も仕事をしながら一緒に頑張ってくれていました。
里帰りをしなかったことで、夫がすぐに育児に参加でき、すくすく成長する赤ちゃんと毎日一緒に過ごすことができて良かったと思っています。

夫が育休に入った時は、2人で頑張ったねと称えあいました!
里帰りしないメリット・デメリット
メリット
- 夫と育児をすぐにスタートできる
- 新生児期から子供の成長を一緒に見守ることができる
- 特に遠方の場合、移動の負担がない
- 子供が生まれる前日まで夫と2人の時間がもてる
出産日ギリギリまで夫と2人で散歩に行ったり、ご飯を食べに行ったり‥‥
私の場合出産前が年末年始休みだったこともあり、ゆったりと2人の時間を過ごせました。
産後もいつもの家に3人で帰って、夫と2人で育児がスタートできたことがとても幸せでした。

退院日に乗ったタクシーの中、二人の嬉しさが抑えきれずウキウキしていたのを今でも鮮明に覚えています。
この瞬間が、自宅近くで産んで良かったと心から感じた一番の場面でした。
デメリット
- 家事は全て自分たちで。産後は体力がなく、なかなか進まない
- 体がきつい時に頼れる人が近くにいない
- 子育て経験のある両親が近くにいない
里帰り出産を選ばず、実際に育児をしてみて強く感じたのは、「夫婦二人で協力しながら育児に取り組むことの大切さ」です。
ただし、以下のような場合はママの負担が大きくなりやすいため、里帰り出産や実家のサポートを積極的に活用することをおすすめします。
- パパの育休取得が難しい、または短期間しか取得できない
- パパの出張が多く自宅に帰れないことが多い
- 2人目以降の出産で負担が増える
無理をせず、必要なサポートはしっかり受けながら、家族全員が健やかに過ごせる環境づくりを目指しましょう。
まとめ
里帰り出産をしない選択は、環境や家族の状況によって向き不向きがありますが、私たち夫婦にとっては「夫と一緒に育児をすぐに始められたこと」が何より大きなメリットでした。
もちろん、産後の体調がすぐれない時に頼れる人が近くにいない不安や、家事・育児を二人でこなす大変さも実感しました。
だからこそ、無理をせずパートナーとしっかり協力し、必要な時には周囲の助けを積極的に求めることが大切だと感じています。

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