内閣府のHPの定義によれば「ワークライフバランス」とは「仕事と生活の調和」とされています。
人によって心地よいと感じるバランスは違えど、誰しもがワークライフバランスの取れた人生を送りたいと考えます。
そこで今回の記事では著者の職業である化学メーカー研究員のワークライフバランスについてご紹介していきます。
また著者の実体験や他職員、他化学企業に勤める友人等の話をもとに書いていますので、リアルな感覚をお伝えすることができるかと思います。
この記事はこんな人におすすめ
- 研究員のワークライフバランスが気になる人
- これから研究員になろうか考えている人
- 化学メーカー勤務志望の人
- 現役で化学専攻の人
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・国立大院化学系卒
・現在で化学メーカー勤務
・研究開発職
・2017年から勤務
・化学メーカー勤務の友人多数
実際の仕事内容や1日の流れについては下記記事でご紹介しています。
本編の前に20代の理系向けに特化した就職サイトやCMで話題の就職サイトをご紹介!
就職や転職を考える時期になっているはぜひ参考にしてみて下さい。
結論
化学メーカー研究員のワークライフバランスはとれています。
もちろん企業毎に条件が異なることが前提です。
しかし休みの面から見ればdodaの調査によると、全業種の平均年間休日日数が121.9日であるのに対して、化学業界は128.8日でTOP10に入っています。
また収入面から見ても、dodaの調査によると、2020年の化学業界の平均年収は464万円で同調査の全業界平均409万円を大きく上回っております。
残業に関してもvorkersの調査で化学業界は残業時間の短い業界と紹介されています。
ちなみに同サイトによれば6万人以上の調査で半数以上の人が残業時間が40時間/月を超えていることがわかります。
めっちゃホワイト業界だと思うよ
化学業界がホワイトかについては下記の関連記事でご紹介しています。
ライフ面の実例紹介
平日の勤務時間
前述で少し触れましたが、化学業界は残業が少ないです。
著者の勤め先も例に漏れず、他業界に比べて残業は少ない方だと感じています。
そのため残業を含めた勤務時間も他業種対比で短いです。
著者の場合は一番忙しい時でも残業時間が30時間を超えたことはありません。
平均すれば1日あたり1~1.5時間残業くらい、終業時間でいえば18時~18時半です。
企業に入ってからはホワイトですが、大学の研究室はブラックであることが多いのが化学系です。
そのため大学での研究をやり遂げた猛者なら、業務時間的には楽だと感じることでしょう。
まとめると化学メーカー研究員は私生活にゆとりを持てる勤務時間で働いています。
休暇の取りやすさ
化学系はそもそも年間休日が多めです。
さらに化学系研究員は有給休暇もめちゃくちゃとりやすいです。
著者の先輩はライフイベントのタイミングで1ヶ月全て有給で休んだ先輩がいます。
※昨年までで使わなかった積立休暇も使っています
また別の男性の先輩は、お子さんが産まれたタイミングで育児休暇を使ってしばらく休んでいた人もいます。
ただし企業や職種にも依存するため、各企業の詳細が気になる方は就職四季報等で確認してみて下さい。
賃金
化学研究員は給与に関しても良いと言えます。
客観的なデータとして、先述しましたがdodaの調査で化学系の年収が全業界の平均値を大きく上回っていることが挙げられます。
ありがたや!
仕事面のやりがい
化学メーカーの研究員はやりがいについてもしっかりあります。
例えば医薬品分野やデバイス分野等、自分が開発した新しい製品が世の中に出たり、その製品が世間で使ってもらえる達成感を味わうことが出来ます。
また製品化だけでなく、さらに大きなテーマだと、環境問題等の地球規模の課題解決プロジェクトに携わることもできます。
その他にも国家プロジェクトへの参加ができたり、世界で初めての研究ができたりと、たくさんのやりがいを持って業務に取り組めます。
化学メーカー研究員のやりがい詳細については下記事で紹介しています。
化学メーカー研究員のワークライフバランス
内閣府のHPの定義によれば「ワークライフバランス」とは「仕事と生活の調和」とされています。 人によって心地よいと感じるバランスは違えど、誰しもがワークライフバランスの取れた人生を送りたいと考えます。 ...
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まとめ
今回は化学メーカー研究員のワークライフバランスについてご紹介しました。
以下の理由より化学メーカー研究員はワークライフバランスが取れていると言えます。
化学研究員ワークライフバランス
- 私生活にゆとり持てる勤務時間
- 平均以上の収入
- 取りやすい休暇
- やりがいのある仕事
今回の話で「ライフ面」は研究員に限らず、化学業界全体の職種でいえることです。
そのため、ハードワークが理由で転職を考えている人は化学業界も視野に入れてみることをオススメします。
関連記事:ホワイトな化学業界へ転職が多い業界は?
最後に改めて就職サイトをご紹介!