研究室に配属されて、想像以上にキツイと感じた人は多いのではないでしょうか?
そのキツさから、できれば技術職には就きたくないと考える人も一定数います。
しかし理系の特権である技術職就職には様々なメリットがあります。
そこで今回はその「技術職に進むメリット」を現役の化学系研究員がご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 大学の研究室生活が辛いと感じている人
- 就職で専門職を選ぶかどうか悩んでいる人
- 専門職に進むメリットが知りたい人
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・国立大院化学系卒
・研究大好きではない
・現在で化学メーカー勤務
・研究開発職
・2017年から勤務
本編の前に20代の理系向けに特化した就職サイトやCMで話題のリクルートサイトをご紹介!
就職や転職を考える時期になっているはぜひ参考にしてみて下さい。
技術職の例
技術職とは特定の分野に対して深い知識や技能を求められるような職種のことです。
一般的には下記等が挙げられます。
技術職例
- 研究職
- 開発職
- 製造技術
- 設計
- 品質保証
- 技術営業 等
技術職といっても幅広い職種があります。
また分野も様々なため技術職の種類は数多いと言えます。
技術職に就くメリット
手に職をつることができる
技術職に就くことで「手に職をつける」ことができます。
「手に職をつける」とは「専門性を身に着ける」と言い換えることができます。
なぜなら、専門性を身に着けた人材は市場価値が高く、企業からの引く手が多くなるためです。
業務を遂行する上で技術職である以上、深い専門性が求められます。
その結果自然と専門性が身につき、手に職をつけることができるのです。
大企業に就職できたら将来安泰、といわれていた時代は終わりが近づいています。
日本を代表する大企業のトヨタでさえ終身雇用を維持するのは難しいと発言しています。
(※2019年5月13日:日本自動車工業会会長会見参照)
その中で仮に勤め先が倒産したり、勤め先を退職することになっても、手に職をつけた人材は次職に就きやすいです。
またその様なマイナスでの転職ではなく、キャリアアップ等の転職も同様にしやすいです。
給料や福利厚生が良い
日本で就職する場合、新卒であれば学歴も重要になってきます。
残念ながら選考を学歴で仕分ける「学歴フィルター」も存在します。
その中で理系の場合、技術職で就職する方が学歴フィルターが甘くなります。
根拠として、有名企業に勤める著者の知人にリサーチした以下の回答があります。
技術系はそれ以外の大学の人もいるけど
有名企業は高収入、良福利厚生であるケースが多いです。
つまり技術職に就く方が高収入・良福利厚生の企業に勤めれる可能性が高くなります。
また一般に技術職に就くには大学院卒であることを求められるケースが多いです。
下記記事にて詳細を紹介しています。
大学院(修士)って何?進学するメリットは?
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独立することが可能
専門的な知識や技能を仕事で伸ばすことで、ゆくゆくは独立も可能です。
プログラマーや設計士等は、そのまま専門スキルを活かしたフリーランスになることが可能です。
一方で大型の設備を扱うような技術者の場合、専門的な技能をそのまま活かして独立するには設備への初期投資が多大になるので難しいです。
しかし業務内で培った知識を使ってコンサルとして独立することは可能です。
著者も所属する化学系技術分野は後者です。
そのため製品開発や製造で独立しようと思うと、設備投資だけで数億円を軽く超えます。
そのため製造等で独立したという人は今のところ出会ったことがありません。
しかしその一方で、化学系出身で独立してコンサルをしている人には仕事の中で何人か出会ったことがあります。
つまり技術職でスキルを身につけていれば、独立もしやすいといえます。
※もちろん独立には技術以外の経理やマーケティングの知識も必要です。
話のネタになる
この項目はおまけ程度ですが、技術系は他業種の人には珍しい職業に見えるため、話のネタになります。
また好奇心旺盛な子供には、自身の専門分野に関する話をすると喜んでもらえます。
もちろん難しい話ではなく、豆知識レベルでOKです。
「話のネタになる」から少しずれますが、
著者個人として技術職(著者は研究職)に就いて嬉しかったことの一つは、両親や祖父母が喜んでくれたことです。
就職が決まったことを伝えた時、研究職ってすごいねえ!と嬉しそうにしていたのを覚えています。
まとめ
今回は理系が技術職に進むメリットを紹介しました。
主に下記のメリットがあります。
技術職に就くメリット
手に職をつけれる
給料や福利厚生が良い
独立が可能
話のネタになる
技術職⇒技術職以外への転職は、その逆に比べればハードルが低いです。
そのため、著者は多少研究が辛くても技術職に就くのが良いと考えています。
そして現在その選択に後悔はありません。
技術職に就くことに迷っている場合は、上記のメリットがあることも考えにいれてみて下さい。
就活に関する記事は下記でも紹介していますのでご参考までに。
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最後に改めて就職サイトをご紹介!