高校生寮生活と聞くと、人によってイメージが様々だと思います。
楽しそう!と感じる人もいれば、先輩が恐そうとか、共同生活ってちょっと無理。。。
こんな人もいるかもしれません。
しかし、寮で生活したことのない人、または友人に寮生活を経験した人がいない場合はその実態を知る機会があまりない事かと思います。
「寮に入る予定なんだけど、寮生活ってどんな感じかな?」とか、「子供が寮生活になるけどどんな生活になるのかな?」等の不安を抱えている人もいる事でしょう。
そこで今回の記事では高校生活3年間を寮で過ごした著者が、高校寮生活の実態をご紹介します。
こんな方におすすめ
- 高校の寮生活の実態が気になった人
- 高校で寮生活を始める必要がある人
- 子供が寮に通う予定の親御さん
この記事を書いた人
・夫婦でブログ運営
・県外の進学高校に進学
・高校は3年間寮で生活
・男子寮・女子寮は併設
・高校は硬式野球部に所属
関連記事もございますので、よければご参考にしてください。
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もくじ
著者の通った寮
寮と言ってもその形態は学校によって様々です。
そこでまずは著者が生活していた寮について簡単に紹介します。
概要は以下のようなイメージです。
- 自称進学校の寮で部活に打ち込む人が入るとこではない
- 通学が困難な学生が入るのが目的のため帰宅部もいる
- 舎監は学校の先生が日替わりで担当
- 冷蔵庫・洗濯機・乾燥機は共同(各4つずつくらいあった)
- ご飯は食堂のおばちゃんが作ってくれていた(弁当も)
- 朝飯の準備は当番制
- 食器洗いは当番制(部屋毎に順番が回ってくる)
- 勉強時間が設けられていた
- 費用は入寮費5000円/月々35000円程度(食費光熱費込み)
寮生以外の学生との主な違いは、当番制で食器洗いや朝飯の準備がある事ですね。
それから学校から帰った後も友達がいる事も大きな違いです。
わいわいがやがや楽しい生活をおくる事が出来ます。
建物の構造は以下でした。
- 2階建て
- 部屋は4人1部屋(10畳弱?)×6室
- 1部屋には1年生~3年生が均等に振り分けられる
- 1学期毎に部屋替えを実施
- 男子寮と女子寮は食堂と舎監室で繋がっていた
- 男子寮女子寮の行き来は原則禁止
- 舎監の先生は泊まり込み
- 風呂は共同(5人くらいなら余裕を持って入れる)
- シャワーは6ヶ所程度
- テレビは食堂に1つだけ(チャンネル権は3年生)
部屋は狭かったです。
個人には勉強机、衣装棚、ベッドが一つずつ与えられます。
ちなみにプライベートルームはカーテンで区切られたベッド部分のみです。
1人になれる場所と時間がないと無理!
こんな人には少し息が詰まるかもしれませんね。
そういった人で寮に入る必要がある人は、事前に部屋の間取りや相部屋かどうかを確認する事をおすすめします。
ちなみにテレビは寮に1つだけでした。
チャンネル権は基本的に3年生。
著者は3年生になっても、

こんなスタンスでしたが、当時「アイシールド21」というアメフト漫画にはまっており、アメフトの試合がある時だけはわがままを聞いてもらってました。
著者以外だれも見ない番組でしたがみんな付き合ってくれて感謝(笑)
ちなみにアイシールド21は下記のような漫画です。
めちゃくちゃ面白くて読むだけでアメフトしたくなります。
寮生活のタイムスケジュール
平日
平日のスケジュールは以下の通りでした。
- 6:30 チャイムで起床+点呼確認
- ~6:45 担当場所の掃除or朝飯の準備
- ~7:30 朝飯
- ~8:00 登校(8:00で寮は施錠される)
- 8:30~ 学校
- ~20:00 帰宅(20:00で寮は施錠される)
- ~20:30 飯・風呂等
- 20:30 点呼
- ~21:00 当番はみんなの晩飯の皿洗い
- 21:00~23:00 勉強時間(先生が見回りに来ます)
- 23:00 消灯
上のスケジュールではわかりにくいですが、自分の自由時間は①帰宅してから21:00までと、②23:00から寝るまでの時間ですね。
著者は①の時間で風呂、飯、洗濯、洗い物(弁当箱)等を済ませていました。
風呂、飯等は友達と一緒なので毎日楽しかったです。
休日
休日はこちら。
- 7:00 チャイムで起床+点呼確認
- ~7:15 担当場所の掃除or朝飯の準備
- 7:15~ 朝飯+自由時間
- ~20:00 寮の施錠
- 20:30 点呼
- ~21:00 当番はみんなの晩飯の皿洗い
- 21:00~23:00 勉強時間(先生が見回りに来ます)
- 23:00 消灯
休日は朝の時間に気持ちゆとりがあります。
それ以外は学校がない事以外は平日と同じスケジュールです。
嫌でもそこそこ規則正しい生活になりますね。
ちなみに著者は部活をしていたので、土日祝日は朝寮を出て夜帰ってくる、見たいな生活でした。
寮の決まり事
寮にはいくつか守らなければならないルールがありました。
すでにいくつか出てきてますが、特徴的なものを紹介します。
点呼
朝と夜にそれぞれ点呼がありました。
点呼に遅れると先生や先輩に怒られる事があります。
やってしまいがちなのが、深い眠りについてチャイムでおきれず、点呼の時間をベッドで過ごしてしまう事です(笑)。
時間に緩い著者も、点呼には間に合うように行動する事を心がけていました。
当番制の掃除等
寮は集団生活なので、掃除や朝ご飯の準備、皿洗い等は当番制でした。
部屋単位で週交代で割り当てられた仕事を決められた時間にする必要があります。
正直大変な部分もありますが、自分もお世話になっているのでやるしかないです。
門限⇒過ぎて窓開けるとアルソックが来る
寮には門限があります。
しかも結構厳しめのやつ。
入寮したての1年生の時は違ったのですが、あるやんちゃな先輩が問題を起こして、途中から窓を開けたらアルソックがやってくるようになりました。
つまり、門限が過ぎると寮への出入りできないという事です。
寮生以外の友達からは、

といじられてましたね。
まあ高校生でかつ田舎だったので、夜遊びに行ける場所もお金もなかったので特に困りはしませんでしたがね・・・
消灯時間
寮には消灯時間があり、23時になると部屋の電気を消さなければなりませんでした。
ただし、勉強机やベッドの明かりは許されてました。
23時からが自由時間みたいなとこはあったので、この時間は友達とだべって過ごす事が多かったです。
人によりますが、基本的にみんな平日は24~25時には寝ていたと思います。
帰省する時は名簿に名前を書く
帰省する時は連絡簿的なものに名前を書く必要がありました。
また、帰省初日は親から一方舎監の先生に連絡する必要があります。
学校は外泊を禁じていましたが、高校生にもなれば色々な事をして遊びたいお年頃です。
著者は友人の家に泊まり込みで遊びに行く時等は、親に帰省している事にしてもらって思う存分遊んでいました。
ゲーム等は持ち込み禁止
遊び道具は基本的に持ち込み禁止でした。
ゲームは禁止ですがなぜか漫画は黙認されていました。
また、ゲーム禁止とはいえ皆ポータブル系のゲームは隠して持ってきていましたね。
寮生活を経験して思った事
寮生活は
- 部屋が狭い
- 共同生活が合わない
- 親元離れたくない
- 同居人とそりが合わないかもしれない
など、悪いとこを挙げようと思えばたくさんあがります。
それでも著者は寮生活を経験した今、悪いとこを差し引いても入って良かったと思っています。
詳細はまた別記事にしますが、理由は主に以下4つです。
寮に入って良かった事
- 毎日が楽しくて、寮での思い出が色濃く残っている
- 先輩や先生に対する礼儀等を覚える事ができ、多少は社会性が身に着いた
- (お金があれば)1人で生きていける生活力が身に着いた
- 勉強の相談を色々な人にできた
もちろん寮生活は人によって合う、合わないが分かれます。
それでも学業以外の面で学べる事が多いので、進路次第ではありますがチャンスがあれば入ってみるのもありだと思います!
寮生活をするか迷ってる若者、親御さんは是非ご検討してみて下さい。
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