はじめに

たくさん悩み、迷いながらも前に進んできた私たちの歩みが、同じように妊活に向き合っている方の参考になれば嬉しいです。
自己流で妊活を続けていた私たちですが、なかなか結果が出ないまま2年以上が経過。
第2話の今回は、いよいよ産婦人科に初めて相談に行ったときのことをまとめました。
第1話はこちら↓
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30代夫婦の妊活スタート。私たちの最初の一歩(第1話)
妊活を始めたきっかけ 20代半ばで結婚した私達。 もともと「すぐに子どもが欲しい!」という気持ちが強かったわけではなく、しばらくはふたりの生活を楽しんでいました。 &nbs ...
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はじめての産婦人科探し

①家から通いやすい距離にある
私達は車をもっていないため、できれば自転車か徒歩で通えるところ。
②不妊治療と分娩、どちらにも対応している
妊娠したらそのままかかりつけにできるため。
③分娩方法を自分で選べる(無痛も選択肢に)
この時は産むなら無痛がいいな…と考えていました。
家の近くには駅もありますが、当時はなぜか「今住んでいる地域内だけ」で探していました。
調べてみると、条件をすべて満たす病院は1件だけ。以前子宮がん検診で行ったことのある、個人病院でした。

夫の検査結果
私が病院探しをしている頃、夫は泌尿器科へ受診をし検査を受けてくれていました。
その結果がこちら↓
精子数の基準値は20以上、運動率の基準値は50以上とのことで、決していい結果とは言えませんでした。
しかし病院の先生いわく、「結果はその日によって変わることがある」と。
確かに夫は検査前、体調がすぐれない日が続いていました。そのことも影響したのかもしれません。

夫婦で病院へ…のはずが
不妊のことは夫婦で一緒に話を聞きたいと思い、夫にも付き添ってもらうことに。
ところが、病院の玄関には「付き添いは妊婦健診のみ」と書かれた張り紙が。
この頃はまだコロナが流行っていた時期。
事前に確認をしておかなかった私がいけないのですが、夫と一緒に相談をしたかったので、一か八か受付の方に聞いてみることにしました。


ズバッと言われてしまいました。


心細さを抱えながら、1人で受診することに‥。
初診:院長先生とのやりとり
診察室に呼ばれると、担当は病院の院長先生でした。
これまでの経過と夫の検査結果を伝えると、内診と超音波検査を実施。

基礎体温って測っている?測っておいてね!
精液検査については、ホルモン剤とかあるから飲んでみてもいいかもね。一緒に受診?大丈夫だよー!
(カレンダーを指さしながら)このあたりが排卵日だと思うから、ちゃんと排卵しているか診てみようか
それで1回目の診察は終了しました。

次の受診で何か原因が分かるはず!期待を込めて、その日は帰宅しました。

診察が続く日々
以降、数回の受診が続きました。
2回目の診察 バイトの先生
夫は仕事の都合で一緒に受診ができず、次の診察も1人で行くことになりました。
その日は院長先生ではなく、別の先生が担当でした。




卵胞が小さめ…?やっぱり私に異常がある…?
不安を残したまま週末を過ごしました。
月曜日も仕事がありましたが、無理に午前休をもらって行くことにしました。
※嫁の仕事は医療事務なのですが、職場の院長先生には休みをもらう前に、不妊のことを話して理解してもらっています。
3回目の診察 院長先生
内診後にこんなことを言われました。
次のタイミングで人工授精を始めてもいいかもしれないね


色々不安な点はありますが、やっと先に進めるかもしれない。
そう思いながら次の診察日を待ちました。
4回目の診察 おじいちゃん先生
この日は院長先生が不在で、かなり年配のおじいちゃん先生が担当でした。
採血結果を見せられ、そこには「プロゲステロン 0.6ng/ml」と書かれていました。
次は生理開始を1日目として10日経ったら来てください


診察後、看護師さんがフォローに来てくれました。
不安に思っていることを聞いてもらい、タイミング法や人工授精についても詳しく教えてくれました。

5回目の診察 院長先生
今日もしかしたら人工授精の手続きができるかもしれない、そう思いながら病院に向かいました。
一通り内診が終わり、、、






あなた、まだ妊娠できなくてもいいって思っているんでしょう?
30歳?まだ若いもんね!

結局人工授精の話は進まず、タイミングを取ってまた診察に来るようにとのことでした。

人工授精という次のステップに進めると思い期待して受診したのに、何も進まず終わったこと、突き放されるような言い方をされたことにとてもショックを受けました。
フルタイムの仕事をしながら不妊治療って難しいことなんだ。そう思った私は、これから休むことが増えるかもしれないので職場に本格的に相談することにしました。
迷いの中、背中を押してくれた言葉
このままの病院で治療を続けていくことに疑問を感じ始めた頃、職場の院長先生が時間をとってくれました。
産婦人科でどんな治療をして、どんな話をされたかこれまでのことを全て伝えました。
すると、、、
病院変えちゃおうよ!不妊治療と出産する病院が一緒じゃなくてもいいでしょう?


不妊治療専門病院で、ここなら職場が近いし遅くまでやってるから、仕事休まなくても通えると思うよ。

不妊治療を専門としている病院があることをそこで初めて知りました。


この先生のアドバイスがなければ、ずっと同じ病院で進まない治療を受けていたかもしれません。
次の予約の診察を最後にして、病院を移ることに決めたのでした。
最後の受診と決意
6回目の診察は、優しく穏やかな先生が担当でした。
これまでの診察で詳しく聞けなかったホルモン値の話など、聞きたいことを全て聞いて診察が終わりました。

妊娠しても別の産婦人科に通おう。
そう心に決めた私は、職場の院長先生から紹介してもらった不妊治療専門病院について調べ始めました。
ーーー続くーーー
新たな病院で、いよいよ本格的に不妊治療をスタートさせます。
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不妊治療クリニックへ。私たちが進んだ新たな道(第3話)
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