大学の授業料は高校までの比ではない程とても高いです。
このような悩みを抱えている学生や保護者はたくさんいらっしゃることでしょう。
著者もそんな学生の一人でしたが、奨学金と授業料免除を活用することで悩みを解決できました。
具体的には授業料免除によって、大学院も含めた6年間で学費を約330万円削減できました。
そこで今回は大学の学費を抑えれる授業料免除についてご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 大学の授業料を抑えたいと思う人
- 授業料免除システムについて知りたい人
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・国立大院化学系卒
・東証一部上場化学メーカー勤務
・在学期間は毎年授業料免除
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就職や転職を考える時期になっているはぜひ参考にしてみて下さい。
大学の学費
大学の学費はとても高いです。
授業料免除の前に大学の学費がどのくらいなのか知っておく必要があります。
文部科学省の大学授業料の推移によれば国公私立大学それぞれの授業料は下記であることがわかります。
1年あたりの大学の学費
- 国立:約55万円
- 公立:約55万円
- 私立:約88万円
さらに同調査において、過去40年程で国公私立全てで50万円以上学費が上昇していることが分かります。
しかも大学に通うのには、学費の他にも下記の様な費用がたくさんかかってきます。
大学でかかる費用
- 教材代(教科書等)
- 交通費
- 生活費
- 娯楽費
でも授業料免除を知ってるかどうかだけで、かなり楽になる可能性があります!
だからこそ金銭面で悩んでいる人は、以下の項目をぜひチェックしてみて下さい。
申請資格
申請資格は大学によって異なります。
しかし一般的には下記の通りであることが多いです。
申請資格
- 成績が優秀であること
- 経済的理由で授業料の納付が困難であること
- 免除申請する期間に在学していること
- 公的機関や企業から授業料の支援を受けていないこと
ただし授業料の支払いが厳しいと感じるのであれば、1、2についてはあまり気にせず申請しても良いかと思います。
というのも、申請中は授業料の納付を猶予され、その期間中にお金を準備できる可能性もあるからです。
審査基準
審査基準は主に経済面と成績面に設けられています。
経済面
経済面に関して、東京大学の家計の審査基準の場合は下記の家計評価額が0以下になることとされています。
経済面については下の項目に注目して審査される、って考えとくと良いよ
経済面主な審査基準
- 家計の収入
- 家計内被扶養者の人数
- 家計内就学者の人数
- 家計内長期療養者の人数
- 家計内障害者の人数
- 災害等特別事由の有無
成績面
授業料免除申請は学校の成績も見られます。
詳細な基準は学校毎に異なります。
参考までに著者の友人では、GPA60程の友人で審査を通過した人もいます(GPA最大値4の学校なら2.4くらい)。
また良い成績をとるコツについては下記記事で紹介しています。
目指せ高GPA!!大学で成績をコスパ良く上げるコツ!就職活動にも有利?
著者は勉強が得意とかではないのですが、ちょっとしたコツで大学時代はGPAが80くらいありました。
だからこそ勉強に苦手意識がある人にこそおすすめできる記事です。
申請に必要な書類
必要な書類は各大学のHPまたは学生支援室で確認できます。
下記が必要な場合が多いです。
主に必要な書類
- 家計の収入情報:源泉徴収等
- 家族情報:兄弟の学生証等
- なぜ免除が必要になったかを書いた書類
- 授業料納付期間延長申請書類
書類は結構たくさん必要ですね。
申請時には抜け漏れなく書類を準備しましょう。
授業料免除申請時の経済状況【実例】
著者は大学4年間と大学院の2年間で計6年の間、毎年授業料を免除してもらっていました。
家族構成
扶養者:父
被扶養者:母(パート)、
著者、弟、妹(学生)
祖父、祖母
家計状況
両親の収入:日本の平均年収よりやや低め
著者の収入:奨学金+バイト(扶養の範囲内)
弟妹の収入:扶養の範囲内
祖父母収入:年金+農業(扶養の範囲内)
特別事由
在学中に実家が豪雨災害で被災
ちなみに災害時に必要なものを紹介した記事もあります。
申請書作成時のポイント
申請時のポイントは以下2点をしっかり伝える文章を書くことです。
申請時のポイント
- どれだけ学業に対する意欲があるか
- 経済的な理由で学業に支障をきたしている
ちなみに著者は学生時代は下記のようなイメージで申請書を書いていました。
参考例文
私の家庭は①被扶養者が多いにも関わらず、年間収入が○○○万円で少ないです。②それに加えて、昨年は自宅が被災して復興費用にも多大な費用を必要とします。そのため学費を支払う余裕がございません。
現状では学費のためにアルバイトをする必要があり、学業に十分な時間を費やすことが困難です。
そこで授業料の免除を申請致しました。もし授業料を免除して戴けますと、しっかりと学業に専念することができるため、非常に助かります。是非とも申請を認めて戴きたく、よろしくお願いいたします。
①と②に関しては自分自身の経済状況について書き換えると良いです。
例えば下記等があります。
・扶養者が長期で療養中
・通学距離が遠くてバイトできない
・その他特別な理由で経済的に学費の支払いが厳しい
ちなみに上記の文は実際に免除申請を通過していますので、ぜひとも参考にしてみて下さい。
まとめ
今回の記事では大学の授業料免除申請についてご紹介しました。
ポイントは下記です。
授業料免除申請ポイント
経済面と学業面で審査がある
書類は複数揃える必要がある
ちなみに授業料だけでなく、入学金も免除申請がありますので、入学前の方はご参考までに。
また申請が通らなくて、アルバイトが必要な人は下記でおすすめアルバイトを紹介しています。
最後に改めて就職サイトをご紹介!
以上!