

この記事では、医師事務作業補助者(ドクターズクラーク)の仕事内容や、資格試験の内容についてご紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください!
この記事を書いた人
・医療事務8年目
・学生時代に「メディカルクラーク」を取得
・最近「ドクターズオフィスワークアシスト」を取得し、ドクターアシスタントを本業に
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医師事務作業補助者(ドクターズクラーク)って?
医師の過重労働の負担軽減のために、事務的な作業のサポートを行う事務職員のことです。

医師の指示の元、カルテの代行入力をしたり書類作成を行っているのです。
医師事務作業補助者の仕事内容
診療録や処方箋の作成、診察予約など
診察を行う医師が作成する診療録や処方箋ですが、医師が最終的に確認して署名することを条件に事務職員が代行作成することができます。
診察予約や検査の予約なども事務職員がします。

診察時間の短縮にもつながります。
さまざまな書類の作成
医師が作成する書類はたくさんの種類があります。
(診断書、保険会社の診断書、紹介状、主治医意見書、入院計画書、退院サマリー、傷病手当金支給申請書など・・・)
医師事務作業補助者はこれらの書類作成のサポートや代行作成を行います。
こちらも医師の指示の元作成をし、最終的に医師が確認をし署名を行うことが条件です。
行政上の業務
医師事務作業補助者が行う行政上の業務として、
診療可否や手術可否、空床数などのデータを救急医療情報センター及び消防本部に設置しているシステムに入力する作業や、感染症の発生状況や推移を把握監視するシステムに入力する作業などがあります。
医師事務作業補助者の資格
資格一覧
医師事務作業補助技能認定試験(ドクターズクラーク)
受験資格(①〜③のいずれか一つに該当する者)  | ①「医師事務作業補助技能認定試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者 | 
| ②医療機関等において医師事務作業補助職として6ヵ月以上(32時間以上の基礎知識習得研修を含む)の実務経験を有する者 | |
| ③認定委員会が前各号と同等と認める者 | |
| 試験日程(在宅試験) | 年6回(奇数月) | 
| 受験料 | 9,200円(税込) | 
試験内容  | 実技 :医療文書作成(記述式) | 
| 学科 :医療事務作業補助基礎知識 | |
| 合格率 | 約6割 | 
1番受験者が多く、認知度が高いのがこちらの資格です。
ただ受験条件があり、難易度も少し高めです。

医師事務作業補助者検定試験(ドクターズオフィスワークアシスト)
参照:JSMA技能認定振興協会
| 受験資格 | 特になし | 
| 試験日程(在宅試験) | 年6回(奇数月) | 
| 受験料 | 7,500円(税込) | 
試験内容  | 実技 :医療文書作成(選択問題) | 
| 学科 :医師事務作業補助基礎知識(選択問題) | |
| 合格率 | 約6割 | 
受験資格がなく、難易度もそこまで高くありません。

まとまった勉強時間が確保できない方でも、医療事務としての知識があれば少ない勉強時間で合格が目指せます。
医師事務作業補助者実務能力認定試験
参照:全国医療福祉教育協会
| 受験資格 | 特になし | 
| 試験日程(在宅試験) | 年3回 | 
| 受験料 | 7,700円(税込) | 
試験内容  | 実技 :文章作成3問(記述式) | 
| 学科 :マークシート20問 | |
| 合格率 | 約6割~8割 | 
こちらも合格率が6割以上と優しめの難易度です。称号は特にありません。

文章問題が記述式なので、しっかり文書の記入練習を行っておくと安心です。
資格の勉強方法
通学・通信教育
メリット
- 適切な学習計画に沿って勉強を進めることが出来る
 - 手厚いサポートがある(分からないところは質問出来たり、添削をしてくれたりなど)
 
デメリット
- 講座によっては費用が高い
 - 通学の場合はまとまった時間の確保が必要
 
医師事務作業補助者の合格には、法規や医学知識などが必要となります。
難しい内容になるので、心配な方は通学・通信教育で勉強をしてみましょう。
\ヒューマンアカデミーの医療事務講座で医師事務作業補助者の勉強もできます/
 
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独学
メリット
- 少ないコストで学習できる
 - 学習時間を調整しながら取り組むことができる
 
デメリット
- 実務経験がない方だと、イメージがしにくく時間がかかる
 - 学習計画やテキスト選びは全て自分で考えなければならない
 
市販のテキスト1冊で試験範囲のすべてを補うことは難しいですが、基礎知識を学んだり、問題集などで試験の流れをつかむのには便利です。
全国医療福祉教育協会の試験では公式教材が販売されているので、そちらの購入がおすすめです。
市販テキスト一覧

 

 

医師事務作業補助者だけでなく、医療事務全般学習できるテキストです。
 

医師事務作業補助者の基礎知識を学べるテキストです。(※2016年の診療報酬改定まで対応しています)
まとめ
ポイントまとめ
- 医師事務作業補助者は医師の過重労働の負担軽減のために、事務的な作業のサポートを行う
 - 資格試験は何種類かあるので、自分で選んで受験してみましょう!
 - 1からしっかり勉強したい方、不安な方は通学・通信教育で勉強しましょう
 
今回は医師事務作業補助者についてご紹介しました。
医師の業務負担の減少や患者さんの待ち時間削減のために、ドクターアシスタント業務は今後さらに必要とされる仕事になるでしょう。
医療事務として働いている方、実際に医師事務作業補助者として働いている方もスキルアップのためにぜひ資格試験を受験してみましょう!
 
 
 



