吹奏楽やオーケストラで欠かせない楽器、「フルート」
木管楽器の一種で、高くて綺麗な音色が特徴の楽器です。
他の木管楽器とは違い、リードを使わず息のみで音を出します。
大人になってから始める方も多いフルートですが・・・いったいどのような魅力があるのでしょうか?
吹き方や練習方法についてもご紹介していきます!
フルートはこれから楽器を始める方におすすめ!
マイ楽器を手に入れやすい
「フルートって高級そうだよね」とよく言われます。
確かに、プロを目指している方が持っているフルートは、純銀や純金を使った数百万円の楽器を持たれています。
初心者練習用フルート・・・・約9千円
→ 非常に安価で手に入る練習用フルートです。
試しにフルート持ってみたい、吹いてみたい、という方におすすめです。
ヤマハの一番安いフルート・・・・約5万円
→ 練習用と比べると高く感じるかもしれませんが、楽器の中では割と安めの価格帯です。
これから本気でフルートを趣味として始めていきたい方におすすめです。
持ち運びが楽
フルートには頭部管、主管、足部管の3つのパーツがあります。
そのパーツを解体してケースにおさめるので、持ち運ぶ時はとてもコンパクトです。
練習できる場所がたくさんある
フルートは持ち運びがしやすく、音の大きさも金管楽器ほど大きくないので、練習できる場所が選べます。
マンションやアパート
・・・防音設備が整っている、ピアノなどの楽器演奏がOKなお部屋でしたら大丈夫です。
一軒家
・・・時間帯を考えて窓を閉め切っての練習を。心配な場合は、あらかじめご近所さんに伝えておきましょう!
車の中
・・・扉や窓を閉め切っていても外に音が漏れます。人や車の少ない駐車場に止めて吹くのがおすすめです!
狭くてのびのび吹けないので、どうしても他に練習場所がない時に利用しましょう。
カラオケ
・・・「楽器練習にも使ってください」 とHPに書かれているカラオケ店を利用しましょう。
書かれていない場合には念のため事前に確認をとっておきましょう。
楽器を持っている方はカラオケを練習場所として利用される方が多いようです。
スタジオを借りる
・・・30分500円程度で借りることができます。(事前予約が必要な場所が多いです)
防音設備も整っており、周りの目を気にする必要もありません!
鏡が設置されているスタジオが多いので、自分の姿勢をチェックしながら吹くことができます。
譜面台などの貸し出しがあるところも。
「先生に習いたい!」という方も、フルートレッスンをされている音楽教室はとても多いので、気軽にレッスンに通えます。
音楽教室主催のコンサートなどもあるので、そこで披露するのを目標にすればより頑張れそうですね!
フルートアレンジした楽譜が豊富
フルートの音色はきれいなバラード曲だけでなく、ジャズやアップテンポのかっこいい曲にも合います。
実際に吹いてみたい曲を調べてみると、高い確率でフルートアレンジされた楽譜が見つかります。
楽譜には伴奏用CDが付属していることが多く、伴奏に合わせながら吹くことができます。
ここからはじめよう!フルートの基礎!
まずは頭部管のみで練習をしてみよう
楽器全部組み立ててスタートさせてしまうと、変な癖がついてしまったり慣れない重みですぐ疲れてしまったりあまりいいことがありません。
まずは頭部管のみを使って口の形、位置の確認をします。
少しの水が入った瓶を「ボー」っと吹いたことはあるでしょうか?
最初はあのような感じからスタートです!
口の形はニッコリ笑う感じで。息のスピードはろうそくの炎を吹き消すイメージです。
あくびをする時の口の中のような感じで喉を開くのもポイントです。
リップレートは、下唇の下のところ当てます。マウスホール(穴)は少し塞ぐだけにします。
タンギングをして音を出してみよう
タンギングは舌を使う奏法のことです。
「トゥー」と声に出して言ってみると、舌が歯に当たると思うのですが、それがタンギングです!それを声を出さずに息だけでします。
音が出るようになったらタンギングを使って音を出してみましょう。
唇をキュッと横にひいて息のスピードをあげるとオクターブ高い音が出ます。
→これは慣れてから練習しましょう
組み立てて構えてみよう
フルートを組み立てる時や持つ時は、キー部分は握らないように注意します。
キーがずれたり中のタンポが傷ついたりするかもしれません。
構え方は下の写真のとおりです。
指を添える場所はこちらを参考にしてみて下さい ↓↓
音階を吹いてみよう
まずは音の出やすいところから練習スタート!
下のドの音~ソの音くらいは最初でもなりやすい音だと思います。
その他の音の運指表については、ヤマハのサイトなどに載っているのでぜひご覧になってください。
低音と高音で指使いが違うので少しずつ覚えていきましょう!
音を綺麗にするには・・・
音階が吹けるようになって、音を出すことに慣れてきたらおすすめしたいのが、ロングトーンです!
メトロノームを♩=60にして、まずは4拍からスタートします。
余裕になってきたら8拍と伸ばしていきます。
音をまっすぐ伸ばす練習にもなり、だんだん音が綺麗に、太くなっていきます。
朝起きてすぐに本気で歌え、と言われても無理ですよね。
フルートも同じで、吹き始めてすぐはなかなかいい音がなってくれません。
ロングトーンをすることで、楽器もあたたまって、しっかりいい音が鳴るようになります。
最後に・・・
分かりにくい説明だったかもしれませんが、ご覧になっていただきありがとうございました。
フルートの魅力、楽器の吹き方、練習方法についてお伝えさせていただきました。
大人になってから始めても全然遅くないので、気になった方はぜひ、フルートを始めてみてください!