研究所にずっと籠ってひたすら研究をしていそう。
このようなイメージを持たれがちなのが研究職です。
しかし実際は研究職であれば出張をする機会が多くあります。
研究員の仕事に就くとどのような出張が多いのかあまり知られていないのではないでしょうか?
この記事では現役化学メーカー研究員である著者が研究員の出張事情についてご紹介していきます。
この記事はこんな人におすすめ
- 研究職の出張に関して知りたい人
- 化学メーカー勤務志望の人
- 化学メーカーへ転職を考えている研究員
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・化学メーカー勤務
・研究開発職
・2017年から勤務
・多くの出張経験あり
その他の仕事内容については下記の記事でご紹介しています。
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社内出張
研究員の出張にも他事業所等への出張があります。
出張でする仕事の内容は以下が例として挙げられます。
研究員の社内出張内容
- 社内研修
- 工場への製品移管サポート
- 実験
- 他事業所メンバー含めた顧客とのミーティング
社内研修の中には〇〇年次研修等があります。
これは全ての社員が該当するので、研究職限定の出張ではありません。
一方で上記例のその他3つは研究職ならではの社内出張となります。
それで必要な実験が研究所でできん時は出張に行くわけ
スキルアップ系出張
スキルアップ系の出張には下記等が例として挙げられます。
研究員のスキルアップ系出張内容
- 技能講習
- 資格取得
- 公演会参加
若手社員とかは勉強がてら参加することが多いね
著者の場合は荷物運搬のため、クレーン操作、フォークリフト、玉掛等の資格を取得しました。
その他化学メーカーっぽいものだと、危険物取扱者等の資格を取っています。
詳細はこちらの記事でご紹介しています。
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情報収集系出張
研究員は世界で初めてを探していく必要があります。
そのため新しい情報を日頃から取り入れる必要があるのです。
だからこそ講演会や展示会等で一次情報を仕入れるために出張をします。
ちなみにこれらの出張の場合も、調査した内容を社内へ報告書します。
ただし2020年以降は流行り病の影響でwebセミナーばかりです。
webセミナーになったことで、講演会へ簡便に参加できるようになりました。
しかしその一方で、直接質問したり、講演会会場で雑談ベースでの会話ができなくなったというデメリットもあります。
研究・実験系出張
社内出張の欄にも記載しましたが、研究や実験のために出張することもあります。
これは何も社内出張だけではなく、社外へ出張する場合もあります。
例えば装置メーカーだとか、分析メーカー、試作委託メーカー、大学等様々な社外機関へ出張します。
そして出張先の業務には、下記2パターンがあります。
出張先実験のパターン
- 装置だけ借りて、全て自分だけで作業するパターン
- 作業までしてもらい、結果を見ながら実験方針を細かく決めて進めるパターン
顧客関連系出張
製品化に近い研究程、顧客関連の出張は多くなりがちです。
ちなみに研究の種類については下記で紹介しております。
顧客関連の出張は下記が等があります。
顧客関連系出張内容
- 情報交換
- 共同研究
- 営業
- クレーム対応
それから技術的なクレーム対応も研究員が行います。
それに売り先と仲良くなっとくことは仕事においてはプラス面が大きいしね
実際の出張先
最後に実際の出張先についてご紹介します。
国内出張の場合は関係する企業や事業所がある都道府県ならどこにも出張に行く機会があります。
本来はNGですが、帰省やプライベートの用事と出張を重ねることで、運とタイミングがよければプライベートの交通費を抑えることができます。
国外出張は客先関連の出張がメインです。
著者の部署の場合、基本的に客先がアジア圏に多いので国外出張は東アジア中心です。
時々欧米諸国への出張があります。
出張が多い部署だったので、著者自身も国外出張は何十回も行く機会がありました。
国外出張の場合は飛行機のマイルが貯まりやすくなるのが嬉しいですね。
ちなみに著者の部署以外でも、頻度に差はあれど国内外問わず出張はあります。
まとめ
今回の記事では研究員の仕事内容の中で、出張についてご紹介しました。
主な出張は下記です。
研究員の出張
- 社内出張
- スキルアップ系出張
- 情報収集系出張
- 研究・実験系出張
- 顧客関連系出張
また実際の出張先としては、国内外問わずどこにでも出張があります。
前提として今回紹介した内容は2020年になるまでのお話です。
流行り病の影響で2020年になってからは、海外出張はもちろんのこと、国内出張もほとんどありません。
現在では上述の社内出張やスキルアップ系の出張の多くはwebミーティングで代替しています。
そのため2021年現在も続くパンデミックが収まったとしても、出張の回数は以前程には戻らないかもしれません。
以上!
最後に改めて就職サイトをご紹介!