現在の日本では「100年に1度の大災害」と言われるような規模の災害がほぼ毎年来ています。
そして、災害の発生する地域は限定的ではなく、もはや日本中のどの地域にいても災害リスクを0にする事はできません。
つまり日ごろから災害に備えて防災用品を準備しておくのが好ましいのです。
私の実家は、私が大学時代に豪雨災害に被災しており、大きな被害を受けました。
その時私も実家まわりの復興作業をするために長期間帰省しており、しばらく被災地で生活をしました。
そこで今回の記事ではその時に両親や近所の人の体験談を聞いたり、自分で「これあった方が良かったな」と感じた物を紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 災害に備えたいと考えている人
- 家族や友人に災害の備え方について教えてあげたい人
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・学生時代に実家が被災(豪雨災害)
・当時地元周りの復興作業に協力
災害被災時になくて困るもの
水
日本では蛇口をひねれば当たり前のように水が出てきますが、災害時はそうもいきません。
近年の災害ではライフラインが止まってしまう事はざらです。
私の地元が被災した時も例外ではありませんでしたが、親戚や近所の方等全員が口をそろえて言っていた事が、「きれいな水がなくて大変だった」という事です。
水は飲み水としても、衛生的な環境を保つためにも必要不可欠です。
皆さんにも長期保存用に2Lペットボトルのお水を常備しておく事を強くお勧めします。
非常食
水の次に大切なのは食糧です。
地元が被災した時に、私の祖父母の家は幸運にもライフラインは止まらなかったものの、洪水で家までの繋がる橋が全て落ちて、陸の孤島状態になっていました。
そのため、食料を買いに行く事もできず、自衛隊が派遣されるまでの数日間は備蓄していた食料だけで食いつないだようです。
祖父母は農家をしている事もあり、たまたま食料が十分にあったからよかったものの、家に食料がなかったら死活問題です。
おすすめなのが、加熱を必要としない長期保存食です。
いくつか紹介します。
おすすめ非常食
・アルファ米・かんぱん・レトルト食品・缶詰・ビスケット等のお菓子
・カップ麺(実はお湯じゃなくて水でも時間かければ作れます)
リンクもいくつか貼っておきます。
みなさんも、長期保存できるものを自宅に保管しておきましょう。
日用品
これは水、食料が準備できていたら、その次に必要なものです。
被災時のスーパーはびっくりするくらいものがなくなりますので、事前に準備できていると良いかと思います。
余談ですが、一つ私の日用品がなくて困ったエピソードをしますね。
当時復興作業で帰省した初日に、寝る直前になって、コンタクト洗浄液を忘れた事に気が付き、店もやってない状況でめちゃくちゃ焦ったのを覚えています。
幸いにも、私は高校の生物で「人間の生理食塩水は0.9wt%」と習っていたので、塩と水を使えば「浸透圧を一定にする事でコンタクトレンズの形状を一定に保てる」という発想に至る事ができました。
そして、材料である水と塩はあったので、ざっくり100:1でお手製の生理食塩水にコンタクトをつけて一晩寝ました。
すると翌日、、、
と、コンタクトを使った時はめちゃくちゃ目にしみるわ、レンズがゆがんでるわで散々でしたね(笑)
皆さんは真似しないでくださいね。
※後で調べると衛生的にもかなり良くない事のようでした
私の場合はコンタクトの洗浄液でしたが、歯ブラシやマスク、常備薬等、日用品と一口に言っても様々あるので、
「一度災害にあったとしたら・・・」と想像してみて、必要なものを事前に備蓄しておくと良いかと思います。
被災時にあったら良かったもの
ここからは、あったら便利なものを挙げていきます。
ポータブルスマホ充電器
災害時は電気も止まります。
今のご時世はスマホで連絡を取るのが当たり前ですが、災害時も同様です。
両親の話によれば、身の安全が確保できた後は各所に連絡をしたり、災害時に必要な行動を調べたりと、やはり何かとスマホは重宝するようです。
そんなスマホが電池切れになると、外部との連絡手段もなくなりかなり心細くなるようで、ポータブルの充電機を持っていなかった両親も今では「災害の時こそポータブルの充電機がいる」と言っている程です。
今ではポータブルの充電気を持っている人も多いかと思いますが、被災した時にあると便利なので、覚えておいていただければ幸いです。
運動靴・軍手
被災すると場合によっては道もどえらい事になります。
↑こちらは私の地元の被災直後の道路です。
もともとアスファルトで舗装されていたのですが、被災すればこんな道を歩かなくてはいけない場合もあります。
そのため、①歩きやすい運動靴、②手を怪我させないための保護用軍手があると良いです。
まとめ
今回は災害時に必要な防災グッズを紹介しました。
ぶっちゃけ災害がにあうと、災害の種類にもよりますが、上述のアイテムを落ち着いて準備できない場合が多いかと思います。
そのため、防災グッズを詰め込んだ「防災バッグ」を普段から玄関に近い所へ備えておくのが良いかと思います。
災害にあいたくはないですが、万が一の時のため、皆さんもしっかり準備をしておいてください。