誰しもが優良企業で働きたいと考えますよね。
では優良企業とは何でしょうか?
重視するポイントは違えど、一般的な基準はあります。
今回の記事では、就職活動の企業選びで注目すべきポイントについて、東証一部上場企業に現役で勤める化学メーカーサラリーマンの著者が解説します。
この記事はこんな人におすすめ
- 就職先で失敗したくない人
- 就職活動でこれから企業選びをする人
- 転職を考えている人
この記事を書いた人
もぐら夫
・夫婦でブログ運営
・国立大院化学系卒
・現在で化学メーカー勤務
・研究開発職
・就活時は複数社内定あり
・2017年から勤務
本編の前に20代の理系向けに特化した就職サイトやCMで話題のリクルートサイトをご紹介!
就職や転職を考える時期になっているはぜひ参考にしてみて下さい。
優良企業の条件
ここで言う「優良企業」とは、「従業員にとって良い企業」を指します。
良い企業の条件は従業員に「ここで働き続けたい」と思ってもらえる企業です。
次以降の項目で一般的に「良い企業」とされるためのポイントを具体的に紹介していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
高待遇であること
収入
収入面は転職・就職活動において非常に重要なポイントです。
なぜなら、資本主義社会では、収入が良い程日々の生活の自由度が高くなるからです。
またお金があっても幸せになれるとは限りませんが、お金がない事で不幸になる可能性は上がります。
だからこそ、企業選びでは収入面も大事にしましょう。
①平均年齢35歳 年収500万円
②平均年齢48歳 年収550万円
上の例のように、平均年収は高い方が良いですが、平均年齢や残業時間等他のファクターと併せて確認するのがポイントです。
年間休日数
休日なしで活動を続けれるタフな人はなかなかいません。
それは極端でも、心と身体の健康のためにも休日がしっかりある企業を探しましょう。
令和2年の厚生労働省の調査によると1企業あたりの平均は109.9日となっております。
そのため、目安としては110日以上休日がある企業は平均以上の年間休日数と言えるでしょう。
ご参考までに。
有給休暇日数・消化率
年間休日数と類似ですが、有給休暇の日数・消化率も重要です。
日数だけでなく、消化率も重要な理由は有給休暇の消化率≒休みの取りやすさだからです。
有給休暇を使う理由やタイミングはハイシーズンを避けた旅行、体調を崩した時等、小さい理由から重大な理由まで様々です。
仕事の都合でプライベートが制限されるのは、極力避けたいと思いませんか?
先ほどと同じく、令和2年の厚生労働省の調査によると1人当たりの有給休暇に関する情報は下記である事が分かります。
有給休暇に関するデータ
平均有給休暇付与日数:18日
平均有給休暇取得日数:10日
平均有給支給か取得率:56%
よって有給休暇は、上記の平均値を満たすような条件を目安として考えると良いでしょう。
福利厚生
複利厚生には社会保険等の法定福利厚生と法定外福利厚生があります。
企業選びで注目すべきは法定外福利厚生です。
企業選びの時は特に下記3つのポイントに注目しましょう。
金銭面
・慶弔費
・ベネフィット等によるレジャー代補助 等
休暇面
・法廷日数以上の育児休暇等
自己啓発面
・資格取得支援
・人材育成研修
金銭面、休暇面が充実していれば、日々の生活の満足度が上がります。
また自己啓発面が充実していれば、自分自身の市場価値を高める事ができます。
そして自分の市場価値が高ければ、キャリアアップの転職がしやすくなったりします。
社内風土が良いこと
風通しの良さ
「風通しの良さ」とは「役職や立場に関わらずどれだけ意見が通りやすいか」ということです。
一般的に人間は自分の思い通りにコントロールできる対象の数が多い程、高い幸福度を感じます。
そのため、風通しの悪い職場であれば、仕事が面白くないと感じる可能性が高くなってしまいます。
その点ベンチャー企業等は比較的風通しが良い企業が多いと言えます。
一方で、一般的に大企業と呼ばれる企業ではどうしても風通しが悪くなりがちです。
意見を通すためには、何人ものお偉いさんの承認を得なければならない、なんて事はざらです。
ひとつ注意してもらいたい事は、風通しが悪いからと言って職場環境が悪いとは限らないという事です。
著者の勤め先は、どちらかと言えば風通しは悪い(決定はトップダウンが多い)ですが、人間関係は良好です。
これらを見極める方法は、以下の方法が良いと言えます。
風通しの良さを調べる方法
・実際に働いている人に話を聞く
・就活・転職サイトの口コミを確認する
評価基準
日本の多くの企業は、良くも悪くも年功序列です。
会社に大きく貢献している若手の給料が、ほとんど働いていない50代管理職の給料の半分くらいしかない、ということも珍しくありません。
仕事が出来なくても年さえとればたくさん給料がもらえると考える人もいるかもしれません。
しかし、日本における年功序列制度がいつまで続くかはわかりません。
入社した時には年功序列で給料が少なく、年を取ってからは年功序列制度が崩壊してよく働く若手の方が給料が多い、なんてことになる可能性もあります。
一方で外資系やベンチャー企業等、評価に対して適性に報酬がもらえる企業もあります。
自分の成果が十分でない場合は収益が下がりますが、逆に大きな成果を上げればその分適性に評価されます。
どちらの評価体制が自分に合っているかよく考えた上で企業選びをしましょう。
その他
社員の仕事に対するモチベーションや社内の教育システム、人材開発方針等も重要です。
これらは「風通しの良さ」と同じく、直接社員に聞くか、転職・就活サイトの口コミでチェックしましょう。
将来性があること
いくら居心地の良い企業であっても、将来性がない企業は良い企業とは言えません。
今年も赤字なら倒産待ったなし!!
例えば上記のような企業で働きたいと思う人はいるでしょうか?
特別な理由がなければ、普通働きたいとは思わないでしょう。
将来性を見るためには下記等に注意して企業を探しましょう。
- 今後のマーケットは拡大していきそうか?
- 業界への参入障壁はどの程度か?
- ビジネスモデルはしっかりしているか?
まとめ
今回は企業選びで重要なポイントを7つ紹介しました。
ポイントは下記です。
企業選びのポイント
- 収入
- 年間休日数
- 有給休暇日数・消化率
- 福利厚生
- 風通しの良さ
- 評価基準
- 将来性
将来の自分の人生を豊かにするためにも、上記のポイントをしっかり押さえてから職探しをしましょう。
最後に改めて就職サイトをご紹介!